事業計画書でどうやって数値に落とすかの話
当社のメイン事業は「事業計画書の策定&実行補助」なので、毎日のように事業計画を作ったり、壊したり、修正したり、保留ボックスまたは、ゴミ箱に入れたりしています。
事業計画書の中でも一番肝になるのが「数値の作り込み」です。
どんなにすっばらしい(カホコ風)事業アイデアであっても、
数値に落とさなければ、だれも興味を持ってくれません。
ということは、一緒に事業をやってくれる仲間も集まらなければ、
投資してくれる人も集まらないわけです。
やってないことの数値をどうやって決めんねん問題
事業計画をかけない人。もしくは、作り始めたけど人に見せることができない(完成しない)人は、「こんくらいは儲かると思うんやけど、人に根拠立てて説明できる自信がいない」ことに根本原因があります。
色々やり方はあるんですが、ひとつの方法は「同業界の過去事例をベンチマークにする」という方法があります。
これは我々も事業計画数値の落とし込みによく使う方法です。
そもそも、儲かるには同じようなことをやってる事業者から、お客様に振り向いてもらわなければいけないわけで、そのためには、なにかしら同業他社に勝っている部分があるはずです。
それが、品質なのか、価格なのか、納期なのか、プロモーション方法なのか、諸々あると思いますが、事業である以上、その同業他社との「差」は数値に現れます。
価格が安いというのであれば、同業他社の数値より1個単位の利幅は少ないけれど、数は売れる。
といった形です。
同業他社の数値はこう、それに対してうちの事業はここが違う。
事業アイデア自体の具体化にもなるので、事業計画作成の際には忘れてはならない視点であったりします。
※画像は、当社の事業計画作成過程の資料です。事業名だけは赤塗にしています。
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